アンチエイジングや血行促進効果があり、白髪や自律神経の乱れ、そして妊活にもいいと言われる、ノンカフェインで優れもののルイボスティー!
でも実は、ルイボスティーは煮出さないと効果がないらしいのです!ホントでしょうか?紅茶のティーバッグと同じ感覚で使っていたので、ちょっとショック!
効果的な飲み方をしたいので、煮出した時とお湯出し・水出しの違いについて、そして飲み方のバリエーションや選び方なども調べてみました。
目次
なぜ、ルイボスティーは煮出さないと効果がないの?その成分は?
ルイボスティーは、マメ科の多年草(タヌキマメ連アスパラトゥス属)。南アフリカのセダルバーグ山脈周辺でだけ育つ植物で、その他の地域での栽培にはまだ成功していません。
この地域は大変乾燥した地帯で、強烈な太陽光が降り注ぎ、昼と夜の温度差は30度以上。そんな過酷な場所で、土壌に含まれる豊富なミネラルを栄養として育ちます。
そのお蔭で葉にも多くのミネラルなどを含みますが、でもその葉は、乾燥を防ぐため細く固くなっています。まるで針葉樹のような硬い葉なので、煮出さないと成分が出なくて、効果も出にくいのです。
もちろん紅茶のように、ティーバッグを熱いお湯に入れて数分おいておけば、いい香りと色のルイボスティーになります。けれど、溶けだしているのは、ほんの一部の成分。これは水出しの場合も同じです。
ルイボスティーが含むミネラルは、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガン、セレン、リン、ポリフェノールなどなど、たくさんのミネラル。
そして、活性酸素を抑える働きのあるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)という酵素も多く含みます。体内での過剰な活性酸素の発生は、人間の老化やガンの原因。ルイボスティーを飲み続けると細胞の新陳代謝が促され、アンチエイジングなどのような効果が期待できると言われます。
ルイボスティーのすばらしい成分をしっかりいただくために、ぜひ煮出して飲みたいですね。
ただ緑茶や紅茶の茶葉のように、ルイボスの葉にも等級(グレード)があります。等級(グレード)によっても成分の含まれる量が変わってくるので、なるべくなら、等級(グレード)の良いルイボスティーを選んだほうがいいですよ。
ルイボスティーの煮出し方の方法と、日持ちは?
ルイボスティーを効果的に飲むなら、お水に入れ、沸騰したら弱火にして10分~20分煮出します。
20分以上煮てしまうと渋みが出てしまいがちなので、20分以上は煮ないようにしたほうがいいですよ。私はこれを知ってから、15分煮ています。
そしてルイボスティーは抗酸化作用があるので、煮出してから、冷蔵庫なら4~5日ぐらい日持ちします。涼しい季節なら常温でも2~3日持つそうです(が、これは試したことがありません)。
このように保存が効くので、時間のあるときに多めに煮出して冷蔵庫に入れておけば、便利ですね。
でもルイボスティーの葉に含まれる有効成分は、日が経つにつれて減っていくことが分かっています。なので、なるべく新鮮なものを買って賞味期限以内に飲んだほうがいいですよ。
ルイボスティーの飲み方のバリエーション
<ミルク入りルイボスティー>
ミルクと、砂糖あるいはハチミツを好きな量入れて、作ります。子どもなどにもいいですね。
<生姜(しょうが)入りルイボスティー>
生姜も、ルイボスティーも体をあたためる効果があります。冬など冷え性の方にいいですね。作り方は、熱いルイボスティーに、すりおろした生姜をほんの少し入れて、10分ぐらい待ってから飲みます。生姜の味が強すぎると感じたら、ハチミツなどを入れるといいでしょう。
<冷たいフルーツ・ルイボスティー>
これは以前NHKの「あさイチ」で紹介されていたレシピです。好きなフルーツに砂糖をほんの少しまぶして、ポットなどに入れて置き、そこに濃い目に煮出した熱いルイボスティーを入れます。粗熱がとれたら、氷を入れたグラスに注ぎます。(氷なしでホットでも飲めます)
フルーツは、りんごやキウイ、オレンジ、バナナ、桃など何でもお好きなものを。フルーティな香りが楽しめますよ。
<シナモン入りルイボスティー>
ルイボスティーにシナモンを一振りするか、シナモンスティックを入れて飲みます。香りもよく、またルイボスティーもシナモンも毛細血管のゴースト化を防ぐとされているので、毛細血管を強くするのに役立ちます。
ルイボスティーが持つ、数えきれない効果とメリット!
ルイボスティーは、アフリカの一部の原住民に数世紀前から飲まれてきました。ルイボスティーを飲んでいる部族だけ、とても若々しかったので、それに気づいたロシアから移民してきた人が注目し、欧米に紹介したのです。
ルイボスティーは本当に多くのミネラルとSOD酵素を含むため、飲み続けると多くの効果が期待できます。(でもお薬ではありませんよ!)
・シミやしわなどを改善/アンチエイジング
・血行促進
・”ゴースト血管”(毛細血管が消える)の予防
・内臓機能(特に腎臓)の改善
・自律神経を整える
・糖尿病の予防
・むくみ解消
・お通じの改善
・白髪の改善
・冷えの改善
・妊娠しやすい体にする
などなどです。
これだけメリットがあるなら、飲まない手はないですね!
また、カフェインを含まないので子どもも飲めます。授乳中のママも大丈夫。夏は麦茶代わりに冷蔵庫にいれておくといいですよ。
ルイボスティーの茶葉にも、グレードがある!
ルイボスティーは、南アフリカ共和国の代表的産物のひとつ。そこで南アフリカ共和国農業省は、茶葉の部位や風味などによって等級分けしています。農業省認定による等級分けは、次の3つです。
<スーパーグレード>
枝の先端のみずみずしい部分から刈り取ったのが、「スーパーグレード」。風味豊かでまろやかな味。ポリフェノールの含有量も豊富な部分です。
<チョイス>
「スーパーグレード」より下の部分の枝から取った茶葉。少し安い値段になりますが、風味豊かです。
<スタンダード>
「チョイス」よりさらに下の部分から刈った茶葉。茎も多く入っていて、香りや風味はやや薄くなってしまいます。
もし本当においしいルイボスティーを飲みたいなら、スーパーグレードのものが、おすすめ!
そして健康を気にして飲むのなら、やっぱりオーガニックのものがいいですね。化学薬品や農薬を一切使用しないで育てられたもので、残留農薬などの心配もありません。
オーガニックのルイボスティーには、パッケージにヨーロッパや日本のオーガニック認定マークがついているのですぐ分かりますよ。
さらにすごい!グリーン ルイボスティー
最近ときどきオーガニックストアや自然食品店で見かけるようになったグリーンルイボスティー。普通のルイボスティーと、どう違うのでしょう?
その違いは、発酵させてあるかどうか、です。
普通のルイボスティーは、紅茶などのように発酵させたお茶。でも2003年ごろ「低温乾燥」という製法が開発され、発酵させずに急速乾燥で生産することができるようになりました。つまりグリーンルイボスティーは、発酵させていないルイボスティーです。
(1)抗酸化作用のあるフラボノイド(ポリフェノールの一種)の含有量が、約10倍になった
(2)抗酸化作用があり、血糖値の上昇を抑制するアスパラチンの含有量が、約40~50倍になった
フラボノイドもアスパラチンも抗酸化作用がある成分なので、つまり細胞の老化を防ぐ効果が高まったことが期待でき、アンチエイジングの効果もより高まったと期待できるのです。睡眠の質も高めると言われています。
それから、ルイボスティーの味はもともとクセがないのですが、初めて飲む人の中には「飲みにくい」という人もいます。
でも、グリーンルイボスティーだと、味が「少し緑茶に似ている」という人も多く、日本人には普通のルイボスティーより飲みやすい味だと言えます。
ルイボスティーが飲みにくいと思っている人は、グリーンルイボスティーから始めてみるといいですね。もちろんオーガニックのものもいろいろあります。
「オーガニック・グリーンルイボスティ」が近くで買えないなら、通販で気軽に買えますよ。(飲むときには、少し煮出すのをお忘れなく!) [PR]