素晴らしすぎるホホバオイル!精製・未精製のデメリットや違い、副作用、どこで買えるかなど徹底チェック!

ホホバオイル

エミ
40代になってもあまりお化粧をせず、とても肌のきれいな知人がいます。ついに先日、どんな化粧品を使っているの?って聞いてみたら、ずっと愛用しているのは「未精製のホホバオイル」とのこと。

オイルで、あんなきれいな肌がキープできるなんて!ちょっと気になったので少し調べてみました。

ホホバオイルには2種類あり、未精製のホホバオイルと、精製されたホホバオイルでは、かなり違うんですね。2種類(精製と未精製)のメリット・デメリット、効果の違いや副作用、どこで買えるか、そしてペットの猫や犬がなめるのは良いのかなど、気になることをまとめてみました。

保湿対策だけでなく、クレンジングやニベアに混ぜる、シャンプーに混ぜる、薄毛・白髪や抜け毛対策に髪パックや頭皮マッサージをする、さらにニキビや妊娠線、ワキガにも効果が期待できる、優れもの美容オイル「ホホバオイル」。

口コミでは、もう乳液いらないかも!と言う人までいます!アンチエイジングにも良さそうで、私もさっそく使ってみようと思います。

ホホバオイルって、どんなオイル?

まずはホホバオイルの特徴ですが、ホホバオイルとは、ホホバ(jojoba/ツゲ科の多年草)の種子から抽出された天然の植物オイルです。

ホホバの原産地は、メキシコ北西部から米国南西部にかけて広がるソノラ砂漠。干ばつや灼熱に強く、砂漠でも成長できる強い植物で、ネイティブアメリカンは「万能の薬」と呼び、そのオイルを髪や肌のお手入れ、日焼けやかぶれの薬に、種子を食用などに使ってきました。

ホホバオイルの未精製で純粋なものは、明るい金色ですが、精製加工されたものは透明です。安定性がとても高い液体なので長期保存が可能。他の多くの植物油と違って、なかなか酸化しません。

エミ
ホホバオイルは、化学成分的には「シモンシシア・チネンシス」と呼ばれ、原料表示にはこの名前が使われていることもあります。

ホホバオイル本来の特徴は、次のようなことです。(精製された透明なホホバオイルは、(3)(4)(5)の特徴が損なわれています)

(1)肌の皮脂ととても良く似ていて、肌との親和性が高い

ホホバオイルは、人の皮脂と構成がとても良く似ています。どちらも構成主成分が、ワックスモノエステルというものなのです。このようなオイルは他にありません。そのため、肌に優しく浸透し、肌の保湿力やバリア機能を高めます

(2)非常に、安全なオイル

ホホバオイルは、非毒性、非コメドゲン性、そして非アレルギー性です。そのため通常は、肌の毛穴に詰まることはなく、アレルギー反応も起こしません。そして刺激成分もないので、目や鼻のまわりに安全に使うことができます。さらに、他のオイルと違って、使用感はベタベタしていません。

(3)ミネラルやビタミンEが豊富

ビタミンEやその他のビタミン群、そして様々なミネラルが豊富に含まれています。ビタミンEは、抗酸化作用が高く、健康な肌を促進することでよく知られています。エイジングケアにも幅広く利用できるオイルですね!

(4)フリーラジカルからのダメージを防ぐ

ホホバオイルは、抗酸化物質で、フリーラジカル(活性酸素)の有害な影響から守ってくれます。

(5)抗菌性があるオイル

多くの細菌(真菌カンジダ・アルビカンス、スタフィロコッカス・アウレウスなど)を殺すことができます。抗菌性が強いので、カビ防除の殺菌剤としての使用も可能です。

エミ
この5つの特徴を見ただけで、ホホバオイルの素晴らしさが想像できますね!

もし本物のホホバオイルの良さを知りたいなら、全ての特徴を持つ「未精製のホホバオイル」(黄金色)が、いいんですね。

2種類(未精製と精製ずみ)のホホバオイル。それぞれのメリット・デメリットは?

未精製の黄金色のホホバオイルと、精製された透明でクリアなホホバオイルの違いを詳しく見てみましょう。この2種類には、色だけでなく、大きな違いがあります

精製されたホホバオイルは、透明(クリア)です。脱臭・脱色され、匂いも全くありません。

手頃な安いものを大量生産するために仕方がないのですが、未精製のものを作った後に残ったものを使用。高温・高圧で圧搾し、ヘキサンなどの化学物質を使って精製されています。(買うときには、添加物や加工方法を確認したほうが安心です)

精製されたホホバオイルのメリット、デメリットは次のとおりです。

精製されたホホバオイルのメリット:
●「ワックスエステル」という成分から出来ているのは未精製と同じなので、他のオイルにない優れた保湿効果がある
値段が安いので、気兼ねなくボディなどにもたくさん使える
精製されたホホバオイルのデメリット:
●未精製のものに比べると、肌への浸透感がやや違う
●未精製のものに比べると、効能が劣る
-例えば、化学処理でビタミンEなどのビタミン類やミネラルなど栄養素が壊されていて、その効果がない。
-抗菌作用・抗炎症作用なども失われている
エミ
本物のホホバオイルの素晴らしさは体験できなくても、ホホバオイルならではの保湿効果を、安く試してみたい人にはいいですね!

一方、未精製のホホバオイルは、化学処理せずに低温・低圧で圧搾したもの未精製ホホバオイルの中でも、品質の差はありますが、どれも色は「ゴールド」です(=ゴールデンホホバオイルとも呼ばれます)。

匂いは、ほぼ無臭の物もありますが、少し青臭いと言われるものもあります。

未精製のホホバオイルのメリット、デメリットは次のとおりです。

未精製ホホバオイルのメリット:
●使ってもべたつかず、肌に優しくスッと浸透する。手もベタベタしない。
●保湿効果だけでなく、ホホバオイル本来の栄養分や抗菌作用など、良い特徴を全て持っている
少量使うだけでいい
未精製ホホバオイルのデメリット:
使い過ぎると、かえって肌の負担になる(多すぎる栄養分は、肌本来の力を損なうため)
●ものによっては、ほんの少し青臭い匂いがするものもある

使う量さえ守れば、たくさんの素晴らしいパワーのある未精製ホホバオイル。本物の「ゴールデン ホホバオイル」は、もしかしたら一生使えるオイルになるかも知れませんよ。

ただ、未精製でも精製してあるものでも、品質はさまざまです。未精製の物は、オーガニック認証を取っていればかなり品質は信頼できます。精製してある透明なホホバオイルは、特に添加物などを確認したほうがいいでしょう。

【注意】精製ずみ、未精製のどちらのホホバオイルにしても、肌に合わない場合もあります。心配な方は、パッチテストなどをしてからの使用がおすすめです。

ホホバオイルの副作用やデメリットは?

ホホバオイルは、精製されたものでも未精製の物でも、基本的には副作用やデメリットはほとんどありません。肌に与える刺激は、とても低いものです。メーカーが指示する使用量を守っていれば大丈夫。

一番注意したいのは、効果を急ぐあまりの「つけ過ぎ」や「塗り過ぎ」。逆効果なばかりでなく、肌本来が持つ保湿力や殺菌力などを後退させてしまうことがあるので、「つけ過ぎ」や「塗り過ぎ」にはくれぐれも注意しましょう。

エミ
オイリー肌、ニキビのある人は特に使用量をしっかり守ったほうがいいようですよ。

またホホバは植物なので、植物アレルギーがある人は若干注意したほうがいいようです。

どんなものでもそうですが、肌に合わないことも稀にあるので、心配な場合は、パッチテストをしてから使いましょう。

オイルをつけて陽に当たると、オイル焼けをする、と思う人も稀にいるようですが、ホホバオイルは大丈夫。どちらかというと紫外線を防ぐ成分が入っています。

でも、日焼止めになるほど強力ではないので、陽射しが気になるところに行くときは「日焼け止め」を使いましょう。化粧水後ホホバオイルで肌を保湿したあと、「日焼け止め」を塗ります。

こんなにある!ホホバオイルの具体的な効果・作用

未精製のホホバオイル(ゴールデン色)には、下の全ての効果・作用があります。精製されたもの(透明)には、優れた保湿効果はありますが、他の効果作用はあまり期待できません。

(1) 保湿効果

肌の表面の角質層にはワックスエステルという成分が20~30%含まれていて、それが肌を乾燥から防ぎ保湿してくれるのですが、ホホバオイルの主成分は、肌と全く同じ成分、ワックスエステルです。

だから、ホホバオイルを肌に塗れば、すっと肌の角質層に馴染んで、まるで皮脂のように膜をつくり、肌内部の水分蒸発を防いで保湿してくれるのです。

ホホバオイルほどワックスエステルを含んだ植物は、他にありません。まさに天然の肌保湿成分です。肌だけではなく、唇にリップクリームの代わりに塗っても保湿効果があります。

(2)ハリ・弾力性のある肌へと導く

保湿効果に優れているのと、オイルであるということで、化粧水や美容液のあとに肌に使うと、水分の蒸発を防いでハリ・弾力性のある肌へと導いてくれることが期待できます。

このことから、「化粧水後の乳液はいらない、ホホバオイルを使う」という人もいます。乳液のベタベタが気になる人に、ホホバオイルは特に好評のようです。

(3)不要な角質を浮かし、毛穴をケア

肌に浸透したホホバオイルは、古い角質を柔らかくしたり、洗顔やクレンジングでは落ちない余分な皮脂を浮き上がらせたり、毛穴につまった汚れなどを浮き上がらせる作用があります。

このことから、抜け毛治療で、頭皮の毛穴に詰まった皮脂の分解にも使われています。ホホバオイル自体は、毛穴に詰まりにくいオイルなので、安心して毛穴ケアに使えます。

(4)肌のターンオーバーを正常にし、アンチエイジング効果も

ホホバオイルに含まれるビタミンEは、抗酸化ビタミンと呼ばれ、肌の老化の原因となる活性酸素を抑制します。

また、ビタミンEやその他の豊富なビタミン群は、新しい肌細胞が古い細胞を押し上げていくという、健康な肌が本来持っている皮膚の再生サイクル、「ターンオーバー」を促します。そして同時に、血液の流れも良くしてくれます。

これらのことから、シワ、たるみなどの老化現象を抑える効果が期待されます。またメラニン色素の生成・排出のバランスが保たれることも期待できるので、シミやくすみを防ぐ効果も同様に期待できます。

⇒ これら(1)(2)(3)(4)の効果から、フェイシャルケアだけでなく、リップケア、妊娠線の予防、ひじや膝の黒ずみのケア、やけど、ワキガ対策などにも使えます。(詳しくは、「ホホバオイルの使い方」の記事をどうぞ!)
⇒ また、ホホバオイルには若干の紫外線防止効果があっても、日焼止めとして使えるほど強力ではありません。ホホバオイルを塗った上から、しっかりした日焼け止めを使いましょう。
(ホホバオイルには肌のバリア機能を高める作用もあるので、日焼止め製品に含まれる紫外線吸収剤から肌を守る作用が期待できます。日焼止めを使う前に塗るには、最適ですね)

(5)ニキビへの効果

皮脂バランスの崩れ、過剰な皮脂分泌などによって毛穴に皮脂などの汚れがつまると、ニキビや吹き出物などの炎症が起きやすくなります。

毛穴に詰まった汚れを浮き上がらせ、抗菌性があり、肌のターンオーバーを促す作用のあるホホバオイルは、ニキビや吹き出物のケアに向いています。また、毛穴に詰まりにくいオイルだというのも大事なポイントです。

以上のことから、未精製ホホバオイルなら、ニキビのある肌に使っても構いません。ただ過敏肌になっていたりすると、稀に過敏に反応することもあるので、パッチテストをしてからの使用が安心ですね。

(6)ヘアケア(乾燥した髪、抜け毛や、薄毛対策)に

ホホバオイルには、髪の主成分「ケラチン」を作るのに必要なアミノ酸が含まれています。またホホバオイルに豊富なビタミンEは、髪を作る毛母細胞に栄養を届ける助けをする作用もあります。

そして頭皮の皮脂バランスを整えたり、毛髪の毛穴の汚れを浮かして落としたりする作用や抗菌作用も、ホホバオイルにはあります。

そのため、頭皮の乾燥によるフケや、かゆみなどの防止効果が期待でき、また抜け毛や薄毛対策にも効果が期待できます。抜け毛の治療にも使われているほどです!

もちろん、女性だけでなく男性にも、おすすめ!ホホバオイルで頭皮マッサージをしたり、シャンプーに混ぜたりして使えます。

ホホバオイルは、どこで買えるの?どこに売っているの?

いざ買おうと思っても、ホホバオイルは、ドラッグストアや薬局、ドンキでは見かけませんよね。どこで買えるのでしょうか。

◆実際の店舗で買うのであれば、

・無印良品(精製されたホホバオイルのみ)
・東急ハンズ
・LOFT
・一部の百貨店
・一部のファミリーマート(「無印良品」の精製されたホホバオイルのみ)
・アロマ・エッセンシャルオイルの専門店など

でもこれら実店舗では、置いてある種類が少なく、見比べて買うことがあまりできません。

◆ネットの通販サイトなら、いろいろなホホバオイルがあり、比べて買うことができます。未精製でオーガニックなホホバオイルもありますよ。     [PR]

ただ、本当に品質のいい未精製のホホバオイルは、メーカーが責任を持って公式サイトでのみ販売していたりします。

未精製でも精製ずみでも、品質はピンからキリまで様々。世界的な信頼のあるメーカーから買うほうが、安心して購入できます。

ニベアやクレンジング、シャンプーに混ぜるのも良いホホバオイル!

ホホバオイルは、いろいろなものに混ぜる使い方もあります。高級なクリームやクレンジングには、もともとホホバオイルが含まれていたりします。

どんなものに混ぜるといいのか、またそのやり方などを見てみましょう。

(1)クレンジングに混ぜる

ホホバオイルだけで、クレンジングをすることが出来ます。が、オイルを直接顔につけることに抵抗がある人は、手持ちのクレンジングや洗顔フォームに混ぜて使うといいでしょう。

コスメは油性のものが多いので、オイルとなじんで落ちやすくなります

混ぜるホホバオイルの量は、クレンジング剤やフォームと同量ぐらい。一度試してみて、あとは肌の様子やお好みで、調整してみてください。

(2)ニベアに混ぜる

ニベア缶は安い値段の割には効果があるとして、人気のクリームですね。あの高級クリーム「クレームドゥ・ラ・メール」と同じ成分だと話題になったこともあります。

そのニベアには、すでにホホバオイル、スクワランの成分が配合されているので、ホホバオイルと混ぜて使っても、もちろん大丈夫です。

ホホバオイルの量はお好みでいいのですが、指でひとすくいのニベアクリームに、ホホバオイル数滴を混ぜるぐらいから始めてみるといいかもしれません。

伸びが良くなって、ニベアの保湿力がアップし、さらにホホバオイルのビタミンBやビタミンEの効果が加わります。ちょっとした高級クリームのようです!

単に保湿クリームに使ってもいいですが、混ぜたものでパックをするのも、おすすめ。毛穴の角栓を浮かしたり、肌を保湿したりできます。やり方は、ニベアにホホバオイルを混ぜたものを顔にたっぷり乗せ、お風呂の湯船に10分ぐらい浸かります。

終ったら、泡立てた洗顔料でやさしく洗って落としましょう。ダブル洗顔をしたら、また、ニベアにホホバオイルを混ぜたものを、今度は薄く塗って保湿してもいいですよ!

(敏感肌などの方は、必ずパッチテストをしてから使いましょう)

(3)保湿クリームに混ぜる

ホホバオイルは、保湿力もあり、肌への浸透作用も高いオイル。保湿クリームに混ぜると、より強い保湿力、そして肌への浸透力が期待できます。混ぜるのはお好みの量でいいのですが、数滴でも違いが分かります

(4)シャンプーや、コンディショナーなどに混ぜる

シャンプーやコンディショナーに混ぜて、薄毛や抜け毛、パサパサ髪の対策に使うことができます。

シャンプーに混ぜる:ホホバオイルを1~2滴、シャンプーに混ぜて普通に洗髪します。入れすぎると泡立ちが悪くなるので、要注意。

また、シャンプーに混ぜないで、シャンプー後にほんの数滴を手のひらにとり髪に馴染ませると、トリートメントやコンディショナーを吸収しやすくなり、髪がしっとりします。

コンディショナーに混ぜる:コンディショナーに1~2滴混ぜると、髪の仕上がりがよりつやつやします。

洗い流さないタイプのトリートメントに混ぜる:1~2滴混ぜると、トリートメントがより髪に入りやすくなり、トリートメント効果を高めることが期待できますよ。

もちろん、混ぜないで、頭皮トリートメントに使うこともできます。

ホホバオイルを、ペットの猫や犬がなめるのは危険?

ネコや犬を飼っている場合、いろいろなものを舐めそうで心配になりますよね。ホホバオイルは、ネコや犬にとって毒や危険なものではありません

でも特に食べてほしいものでもないので、舐めさせるのは止めましょう。万が一、飼い主などの手についた残りを舐めてしまったら、様子を見て、もし下痢などを起こすようなら獣医さんに診てもらいましょう。

ネコや犬にとって毒になる危険なオイルは、エッセンシャルオイル/アロマオイルです。毛についたり、オイルを舐めてしまったときは、すぐにぬるま湯で洗い流して動物病院で受診します。

猫にとって、特に危険なエッセンシャルオイル/アロマオイルは、ティートリー(ティートゥリー)、グレープフルーツ、オレンジスイート、ブラックペッパー、レモン、ベルガモット、パイン、フランキンセンス、サイプレス、ユーカリ、ジェニパーベリー、シナモン・リーフ、タイムホワイト、ミルラ、パチュリー、クローブバット、ローズマリー(ケトンタイプ)、ペパーミントなどです。

まだ他にもありますが、飼い主の化粧品やシャンプーなどにこれらが入っていたら、特に注意してあげてください!

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